「年齢とともにヤセにくくなった」と思う人ほど成功する 食事10割で代謝を上げる
という森拓郎さんの著書を読みました。
ひとことで言ってしまうと低糖質ダイエットの本。
だけど、炭水化物を摂るのをやめましょうっていう内容ではありません。
40代から痩せるために、なぜ炭水化物はよくないのか。
それがわかりやすく書かれています。
「食事も気をつけてカロリー少なくしてるし、運動もしてる、でも痩せない」
そんな40代以降の女性は、食事面で大きな見落としをしているかも。
ダイエットと食事の関係を見直すきっかけになる本なので、読んでみるといいですよ。
運動が嫌いな人には特におすすめ。
→「年齢とともにヤセにくくなった」と思う人ほど成功する 食事10割で代謝を上げる (美人開花シリーズ)
40代からのダイエットで大事なのは代謝
年齢とともに痩せにくくなるのは代謝が落ちるから。
これはよく聞く話ですよね。
呼吸など生きるために行わる活動で消費されるカロリー、これを基礎代謝といいます。
つまり運動をしなくても、何もせず家にいても消費されるカロリーですね。
この基礎代謝が落ちてくると太りやすくなります。
そして、この基礎代謝というのは特に何もしなければ、年齢とともに下がっていくんです。
食事の量も運動量も変わってないのに、なぜか太る。
そんな状況になったら、この基礎代謝が落ちている可能性が大。
40代から痩せるポイントは「代謝を上げる」ことなんですね。
代謝を上げるというと、運動で筋肉をつけるというのが定説だけど、実は食事でも代謝を上げることができるんです。
むしろ40代以降は食事の方が上げやすい。
そのノウハウが書いてあるのが「年齢とともにヤセにくくなった」と思う人ほど成功する 食事10割で代謝を上げる 」なんですよ。
カロリーを抑える食事で栄養不足に
朝はサラダ、昼と夜はおにぎりだけ。
カロリーだけを見れば、かなりセーブしているので低いですよね。
最初はこの食事で体重が落ちるけど、同時に代謝も落ちて太りやすい体になってしまいます。
その原因は栄養不足。
特にたんぱく質やビタミン、ミネラルが足りていない。
これだと筋肉が落ちるので代謝も落ちてしまうんです。
そう、食事で代謝を上げるために必要なのはたんぱく質。
通常の摂取量であれば、たんぱく質は体の組織をつくるために使われ、脂肪にはなりません。
そしてたんぱく質は消化・吸収するためにも多くのカロリーが必要なんです。
つまり、食べても太りにくい栄養なんですよ。
炭水化物は活動の元になるエネルギー源だけど、余れば脂肪になります。
たんぱく質が少なく、炭水化物が多い食事はデブの元。
40代からの食事で重要なのはたんぱく質なんです。
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食事はバランスよく 体調に合わせて
「年齢とともにヤセにくくなった」と思う人ほど成功する 食事10割で代謝を上げる
この本を読むと、なぜ炭水化物の摂り過ぎで太るのか、なぜ代謝を上げるためにたんぱく質が必要なのか、がよくわかります。
基本的には低糖質ダイエットの本なんですが、どうしてそういう食事にすべきか、という理由がわかると食事の組み立て方も自然とわかってくるのでおススメ。
ただ、むやみに炭水化物を抜くのも、たんぱく質を過剰摂取するのも体にはよくありません。
それぞれを適量とるのが健康的に痩せるポイント。
体調と相談しながら無理のない範囲で、炭水化物とたんぱく質のバランスを見直してみてください。
きっと体重が落ち始めますよ。
おまけ
基礎代謝の目安は、厚生労働省が公表している基礎代謝基準値というのがあります。
それによると30~49(歳)の女性の基礎代謝量は1, 150kcalとなっています。
これは体重53キロの人を基準とした時なので、必ずしも全員がこの数字に当てはまるわけではありませんが、この数字以下だと代謝が落ちているのかなと思います。
詳細を確認したい人は日本人の食事摂取基準(2015 年版)のⅡ 各論 1.エネルギー・栄養素をご確認ください。
これ→http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4e.pdf
ちなみに体組成計の私の基礎代謝は1091kcal。
代謝、落ちてる感じですね。たんぱく質とらなきゃ。
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